日本の喫煙者のがんリスク、心血管疾患リスクは禁煙何年で喫煙歴ゼロと同じに?

8月 29th, 2019 by 曽野医院 Leave a reply »

日本人のがん罹患リスクは、男性で21年以上、女性で11年以上禁煙すれば、喫煙歴のない人と同レベルまで低下することが、東京大学の齋藤 英子氏らによる研究で明らかになりました。男性では、20 pack-year以上のヘビースモーカーにおいても同様の結果であるという。早いうちに禁煙することが、がん予防への近道であると考えられます。Cancer epidemiology誌オンライン版2017年11月2日号の報告。

一方

フラミンガム心臓研究の被験者8,770例について解析では

ヘビースモーカー(20 pack-year以上喫煙)の心血管疾患リスクは、禁煙後5年未満で、現喫煙者と比較して約4割減少しますが、非喫煙者との比較では禁煙から5年以上を経過しても有意に高いままであることが示されました。

※pack-year:生涯喫煙量の単位。1日に何箱のタバコを何年間吸い続けたかをかけ合わせて計算する。1 pack-yearは、1日1箱を1年、または2箱を半年吸った量に相当。

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