東洋医学と西洋医学

4月 12th, 2010 by 曽野医院 Leave a reply »

東洋医学と西洋医学はどう違うのでしょうか。

西洋医学は機器による画像診断(CTスキャン、レントゲン、超音波画像など)や検査(血液、尿など)によりすばやく、病巣を発見することができます。

感染症や外傷などでは最も恩恵を受けています。しかし、西洋医学にも苦手なものがあります。

検査で異常がないが、患者さんの訴えがある場合には西洋医学は苦手なのです。

一方、東洋医学は、問診(患者さんの話を聞く)、切診(脈を診たり、お腹を触る)、望診(患者さんの外観や舌を診る)、聞診(口臭、体臭などを嗅ぐ)という診察方法から、病巣がどこにあるかということより、患者さんの身体のバランスの歪みを見きわめます。

診断に関しては、画像診断や検査値のように、客観的なデータは存在しません。しかし、患者さんの話に耳を傾け、一部分の病気の個所だけに注目するのではなく、身体全体からの病態の把握、五感からの観察・情報の収集など東洋医学的な専門知識を身に付けていることが要求されます。

たとえば、脈を診る事ひとつをとっても、指先から20種類以上の脈を感じ取れるように東洋医学の医師は感覚を研ぎ澄ましています。

******************************************************************************************

 以上は医薬品流通業界人M氏のご投稿でした。 ご投稿有難うございました。

 

 当医院では、西洋医学と東洋医学の両方を用いて診療することで理想的な医療を追求しています。西洋医学と東洋医学の相互補完による全体医療は今後ますます重要になってくると思います。   曽野

Advertisement

コメントを残す