貧血は怖い。

7月 29th, 2009 by 曽野医院 Leave a reply »

    毎日の診察でよく貧血の患者さんが見受けられます。実はこの貧血症というのはクセモノで、
貧血の原因には色々ありますが、ほっといていいものとほっといたら酷い目に遭わされるものがあります。
一つの例を挙げますと、ある男性の患者さんが腰痛で来られ、
諸検査をしましたがこれと思われる原因が確定できませんでした。ところが、
血液検査で軽い貧血を認め、念のために便潜血検査を行なったところ、
陽性という結果で、ご本人は痔主ということでこれ以上の精密検査を拒まれました。

   その後、色々説得をして大腸検査(大腸ファイバー検査)を受けて頂き、
結果は大腸に早期癌が見つかりました。
めでたく切除ができ、その後、嘘みたいに腰痛が治ってしまったのです。
つまり、命拾いをされたわけです。
皆さんも人事と思わずくれぐれもご用心を!

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