Archive for the ‘東洋医学’ category

プラセンタのツボ注射

3月 29th, 2023

われわれの体には血液の流れる道(血管)やリンパの流れる道(リンパ管)があるのと同じように、東洋医学では気(生命活動の源となるエネルギー)の流れる道を経絡と呼んでいます。経絡上で気が滞り易い場所はツボです。東洋医学において、ツボを刺激して気の滞りを解消することで、健康を維持することができると考えられています。当院はそういった『東洋医学』の思想を鑑み、中国針を用い、ツボを刺激することで諸症状の治療に当っています。

肩こりの治療風景

当院において針で治療している病気は以下の通りです。
偏頭痛、不眠
頸肩腕症候群、肩関節周囲炎(五十肩)
変形性脊椎症(頚椎、胸椎、腰椎)
坐骨神経痛(椎間板ヘルニアなど)脊柱管狭窄症
変形性膝関節症    等などです。

プラセンタとは、お母さんのおなかの中で赤ちゃんを守り、育てる役割をもった「胎盤」のことです。
お母さんから赤ちゃんへ酸素や必要な栄養素の供給を仲立ちするのはもちろん、まだ発達途中の赤ちゃんの内臓に代わって消化や排泄をしたり、ホルモン分泌を行なったり、病気にかかりにくくするための免疫を与えるなど、赤ちゃんがお母さんのおなかの中で健やかに成長するために、プラセンタは実にさまざまな働きを担っています。

プラセンタから抽出したエキスは肝機能障害の治療薬や滋養強壮を目的とした医薬品として古くから用いられてきましたが、プラセンタの詳しい成分や働きについて、長い間わかっていませんでした。しかし近年、バイオ・ゲノムテクノロジーの著しい発達によって次第にそれらが明らかになり、疲労回復や抗アレルギー作用、美肌作用、抗老化作用(アンチエイジング作用)など、幅広い分野に効能があることがわかってきました。
最近では美容や健康維持を目的とした自由診療の領域で、その有効性が注目を集めています。また、医療の世界だけでなく、健康食品や化粧品としても、プラセンタエキスを積極的に使ってみたいという方が増えてきています。

そのツボにプラセンタの注射を行うことによってプラセンタの普通の注射よりも一層良い効果を得ることが期待されます。

当院はプラセンタの筋肉注射とツボ注射を行っています。

ご興味の方はご気軽にお問い合わせ下さい。

曽野医院

ハリ治療

7月 8th, 2015

われわれの体には血液の流れる道(血管)やリンパの流れる道(リンパ管)があるのと同じように、東洋医学では気(生命活動の源となるエネルギー)の流れる道を経絡と呼んでいます。経絡上で気が滞り易い場所はツボです。東洋医学において、ツボを刺激して気の滞りを解消することで、健康を維持することができると考えられています。当院はそういった『東洋医学』の思想を鑑み、中国針を用い、ツボを刺激することで諸症状の治療に当っています。

当院の針治療の歴史は前院長曽野博光(曽 以碧)の中町赤十字病院(現多可赤十字病院)内科部長時代に溯ります。曽野博光は患者の治療に際し、西洋医学ではなかなか治り難い病気が針治療でいとも簡単に治ってしまうことに感銘しました。そして中国に渡り、当時の針治療権威の上海中医学院の陳教授に教わり、帰国後独自の針治療を確立しました。その後多くの患者を治療し、『中国針の曽先生』として名を馳せました。その後、中町赤十字病院を退職し、滝野町(現加東市)の高岡診療所に移り、5年間開業し、平成に年号が変わったのと同時に現理事長の曽野瑞弘と共に、社町(現加東市)で曽野医院を立ち上げ、今日に至っております。(曽野瑞弘は神戸大学付属病院などで勤務後、台湾の針治療の最高峰、台北栄民総医院伝統医学科の鍾傑教授に師事し、針治療を習得しています。)

当院において針で治療している病気は以下の通りです。
偏頭痛、不眠
頸肩腕症候群、肩関節周囲炎(五十肩)
変形性脊椎症(頚椎、胸椎、腰椎)
坐骨神経痛(椎間板ヘルニアなど)脊柱管狭窄症
変形性膝関節症
等などです。

針治療風景1.

針治療風景その1.

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針治療風景その2.

耳ツボ療法(耳介療法)

7月 8th, 2015

耳ツボ図

東洋医学では耳介(耳朶)を単にひとつの臓器ではなく、体の縮図であると考えています。全身の器官、皮膚などは経絡を通じて耳介と密接に連繋しています。耳ツボ療法はすなわち耳介に存在するツボを刺激することで身体の不調を改善する治療法です。耳ツボ療法では、一般的に最も効果的であると考えられている針が使用されています。持続的に刺激を与えた方が効果があるため、留置針が使われて来ましたが、衛生上の問題や特異体質による留置部のアレルギーや感染が多く見られたため、代替的に指圧、尖状器具、各種硬くて滑らか粒(植物の種、金属粒、磁珠など)、温熱器具などによる刺激も用いられています。
以前より耳ツボ療法は減肥(痩身)療法にも用いられて来ました。
その方法とは耳ツボに刺激を与えることで、人体の神経、内分泌を調整する作用が現われます。これは
①肥満者の亢進した食欲を抑える
②新陳代謝を盛んにし、脂肪の分解を促進させる
③栄養吸収機能を調整する
等などの効果があります。

当院は現在磁珠の耳ツボへの貼付を減肥療法に用います。二次性肥満(他の病気による肥満)を見つけ出すために、初診時に諸検査を行なっています。(二次性肥満の場合はまず原因疾患を治療しなければなりません。)より良い効果を得るためには、減肥者の食事、運動療法も疎かにしてはいけないと考えています。将来的には
①栄養指導
②ストレスによるやけ喰いを解消するためのカウンセリング
③運動プログラム
の導入等を検討しています。

以上、特にご不明、ご質問がございましたら、ご遠慮なく当院まで宜しくお願いします。

漢方を用いたダイエット

4月 22nd, 2010

体に良く(副作用が少ない、効き目が穏やかなど)、美容にも効果があるという点でダイエットをしたい方に漢方を使う事が増えています。

ダイエットに取り組む人の多くは、きつい運動(有酸素運動やウエイトトレーニングの取り組みなど)や著しく食事量を減らすなどの方法で脂肪燃焼の促進やカロリーの制限という目的を達成したい傾向にあります。いくらダイエットのためとはいえ、このような方法では健康を損なってしまいます。健康な体作りを主眼に置いたダイエットが、漢方を用いる時のポイントです。体に負担をかけて行うダイエットではなく、健康も増進され望ましい体を作ることで自然とスリムになることが漢方での理想です。

漢方では肥満の原因は食べ過ぎや運動不足のほかに、新陳代謝をコントロールする脾(西洋医学でいう脾臓=spleenではありません。)の働きも大切と考えています。脾の働きを調整し、代謝を促進することによってダイエット効果を得ることが漢方のポイントです。漢方を用いたダイエットは、健康上の問題からダイエットの必要性に迫られているという、生活習慣病予防やメタボ対策をしたい方に適しています。

漢方を用いたダイエットの注意点は、漢方の中には即効性を示すものもあるが、一般的には効果が出るには多少の時間がかかる傾向があります。気長に取り組むことが肝要です。(1日、2日で効果が出るようなものではないことを注意する必要があります。)体重を落とすことが最終目的ではなく、漢方を用いたダイエットの本質は体質改善にあります。体質改善とは、一朝一夕で成し遂げられるものではありません。短期間で効果が出てしまうと身体への負担は大きくなってしまいますので、体調不良やリバウンドの元となります。

漢方を用いたダイエットには、少なくとも半年は服用し続けるつもりでじっくりと気長に取り組んでいきましょう。服用時に体調の不良を認めた場合は医師に相談すべきです。(漢方による副作用などを確認するために、定期的に血液やその他の検査を行い、内臓機能をチェックする必要があります。)

当院は漢方の他に耳ツボ療法や針治療に用いたダイエットもございます。ご興味のある方は一度ご相談下さい。